・夢はいくつも、何度でも見ることができる、自由とは、困難な状況の中で希望をもち、夢を見ることである。一つの夢がはかなく破れても、希望をもっていればまた次の夢を見ることができる(p4)
・夢は、心の奥にある希望を、変形されたビジョンを通じて示すものである(p4)
・日本の神々には、役割分業があっても上下関係はない、従って、ネコバスとトトロの関係は役割の違いがあっても、上下の主従関係はない(p105)
・魔女の宅急便のキキが、その運をつかみ、生かすことができたのは、キキの子供らしい人柄の良さと真面目さによるもの(p117)
・ウルスラが魔法は絵を描くことと同じだと言ったのは、芸術というものは人の心を動かし、生きる意味を与える魔法のようなもの(p127)
・若い人の恋が長続きしないのは、相手のことをよく知らないだけでなく、自分のこともよく知らないから(p163)
・風の谷のナウシカは、人間優先の世界が戦争を引き起こし、さらに環境を破壊して滅んでしまったことを物語の前提としている(p178)
・千と千尋の神隠しにおいて、湯婆婆に千という名前を与えられたときに、彼女を名付け親として、また子供として従った、それがハクの言った「湯婆婆は相手の名を奪って支配する」ということ(p191)
・ハウルの動く城において、ソフィーが老婆に変わったのは、荒地の魔女の魔法だでではなく、ソフィー自身の否定的な自己評価、消極的な生き方や考え方があったからと思われる(p205)
・ポニョは、人間にも魚にも共通する命があることを、主張していることになる、これはアルゼンチンの人魚姫(自分の命を犠牲にして王子を助けて空気の精となる)とは異なった考え方(p221)
・権威には正当な根拠がなければならない、それを信じる人たちの合理的な支持が必要、そんな根拠がないのに権威があるようにふるまうのを権威主義という(p226)
・相手の言ったことを「まとめる」とは、話を短くすることだけではなく、話の核心をつかむこと(p235)
・まとめることの難しさは、対象の部分を知ることから全体をよく知ることへ移ってゆくことの難しさである(p236)