・楽天やユニクロは英語社内公用語化に踏み切ったが、両者の企業としての原点は、「英語力」ではなく、学歴や学力にとらわれない「ベンチャー精神」のはずである(p39)
・明治時代、標準語を普及しようしたとき、学校で方言を使うことを禁止した、それと似たようなことが起きようとしている(p85)
・英語を使う人の年収(男子)は642万円に対して、使わない人は、521万円、女子は292万円に対して、227万円(2005年)である(p96)
・バーンスタイン氏(イギリス社会学者)によれば、中流階級以上は「精密コード:語彙も豊富、独創的な表現」を使い、労働者階級は「制限コード:慣用句が多く、語彙も限定」を使う(p99)
・英語格差社会を放置できない理由として、1)公平は競争原理に基づいていない、2)日本なのに「英語」という外国語が序列の物差しになっている、がある(p109)
・二重言語生活は、たとえ法的には同等の関係であっても、実際の社会においては、どちらかが「上位言語」となってしまい、シンガポールやフィリピンのように上下関係ができて社会の格差構造を強めることになる(p111)
・日本人にとっては日本語は単なる道具ではなく、人格の重要な一部である、日本人は日本語を使うことにより「自分らしく」なれる(p124)
・本当に英語ができるかどうかの目安は、「フォーマルな英文の手紙」が書けるかどうか(p143)
・英語が苦手な人は、英語以外に積極的になる方が得策、英語ができてチームワークを組める人を味方につけておく(p147)
・大震災を経ることで、「金儲け」よりも、「地域共同体の大切さ」、「高度経済成長」よりも、「安全で安心な暮らし」を求めていることが分かった(p185)
・文化は、自然・歴史・人間の3要素の交流により生まれてくる(p187)
・伊勢神宮の「内宮」は、天照大御神をお祭りしていて、「外宮」は、その神の食事を司る豊受大御神をお祭りしている、自然の恵みによる衣食住の有難さをあらわしていて、日本神道の自然への畏敬の念が伝わってくる(p192)