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あるじは信長

あるじは信長の写真

先週(2012.1月)図書館で岩井氏が書いた「あるじは秀吉」という本を読んで面白かったので、今回は「あるじは信長」という本を借りました。

この本で印象に残ったのは、4つの目の作品「桶狭間ふたたび」での主人公が、桶狭間の戦いで最も功績があったと表彰された、梁田出羽守(政綱)の息子であったものです。

桶狭間の戦いで功績があって城主までなった梁田政綱は、その後はあまり活躍できずに、後から実績をあげた明智光秀や豊臣秀吉にどんどん抜かれていってしまいます。

その彼が、信長から命じられた加賀の一揆の鎮圧がこの話の舞台になっていて、一揆勢に攻められていて不利な状態から挽回するために、桶狭間の戦いを真似しようとして、巧くいかずに失敗してしまうというストーリーを描いています。

実際に桶狭間と同じことをしたかどうかはわかりませんが、歴史上は、加賀の一向一揆を鎮圧できずに最後にさびしい人生を送ったのは史実のようです(WIKでの調査)。

徳川家康が日本を統一するまでの織田信長や豊臣秀吉の時代は、一度大きな功績をあげても、それを続けなければ落ちぶれてしまうという大変厳しい時代であったことを垣間見ることができました。現在の外資系の会社はそんな所があるのでしょうか。

歴史小説は最終的な勝者である、信長・秀吉・家康が有名ですが、最終的には日があたらなかったけれども、その当時を必死に生きようとした侍達をイメージすることができたのは、この本によるお蔭だと思いました。