・熱処理は加熱と冷却の組み合わせ、重要温度は、加熱中の約700℃(赤づく)と、冷却中に黒づく550℃である(p12)
・赤づく温度は鋼の変態開始温度、黒づく温度は冷やすスピードで、オーステナイト組織から、硬いマルテンサイトとなるので、550℃は冷ませ方の重要温度(p12)
・鋼の組織は、炭素濃度と鋼の温度で決まる、高温での組織はオーステナイト、温度が下がるとフェライト、パーライト、セメンタイト、マルテンサイトと呼ぶ結晶構造が出現する(p14)
・JIS鋼材の種類は、大きく普通鋼と特殊鋼にわかれる(p17、55、59)
・変態とは、金属成分は不変で、温度や圧力変化により、結晶構造が変わる現象、溶鉄は1536℃で、δフェライト(体心)へ、1394℃で、γオーステナイト(面心)、911℃で、アルファフェライト(体心)へ変態する(p26)
・γ鉄は炭素なら2%固溶する、α鉄は0.0218%しか溶けない、余分はセメンタイトという鉄炭素化合物として析出(p26)
・水冷は焼入れ、油冷は焼きもどし、空冷は焼なまし、炉冷は焼ならし(p37、53)
・鋼材は、1)化学成分、2)形状(鋼板、線材、鋼管等)、3)鋼の組織(フェライト等)から成立する(p48)
・鋼材の性質を整える元素は、大きく4種類のグループがある、第1グループは、C・Si・Mn・P・S、第2グループは、鉄の不純元素(O,N,H,P,S)、第3グループは合金を形成する元素(Cr,Ni,Co)、第4グループは炭化物などを生成する元素(Mo,V,W,Nb,B)がある(p50)
・ステンレス鋼において、マルテンサイト系はクロムを13%含有、フェライト系はクロムを18%含有、オーステナイト系はクロムを18%、ニッケルを8%含むSUS304が有名(p74)