・グローバル経済の時代には、給与水準もグローバルな平均的水準に寄せられる、この10年間で、為替レートを考慮すると、アメリカ人の給与は上がり(319→351万円)、日本人のは下がった(461→412万円)ことになる(p31)
・東京の平均給与はアジア比較でまだまだ高く、2016年には412→320万円程度になると予想される、1ドル100円時の5万ドルは、65円では325万円にしかならないので(p32、213)
・バブル時代も殆どの個人投資家は損をしていた、儲けたのは証券会社(幹部クラス)とファイナンスを繰り返した大手企業のみ(p44)
・好況しか知らないアメリカ人が「最大のピンチは最大のチャンス」等と言っている間は、低迷が続き、米国の最悪期はまだ先になる(p52)
・アメリカで2年半以上にわたり失業率が8%を超えたことは大恐慌以来無いこと(p56)
・アメリカの長期失業者(27週以上)は620万人を超え、10年前の8倍(p58)
・日本は20年間続いた長期低迷で、日本経済は殆どウミを出し切った、2012年春が大底になる(p73)
・注目されるQE3(量的緩和)は、オバマ再選戦略のために2012年のどこかで実施される、QE1(140兆円)は住宅ローン買い取り、QE2(73兆円)は米国債買い取り(p80)
・QE3により、間違いなく、円高ドル安になる(p81)
・日本の将来や個人の資産防衛を考える場合も、常に「円高基調が続く」ことを忘れてはいけない(p86)
・ギリシアは第一次世界大戦後から100年のあいだに5回デフォルトした(p89)
・ギリシアには公務員の数や税率も問題だが、税金を納めようとしない国民と、税金を徴収しようとしない税務署に問題があった(p90)
・ギリシアの次はポルトガル、スペイン、イタリアと怠惰な国が次々と「追い銭」=ESM(欧州安定メカニズム)を期待している(p93)
・中国は各国の税金や電力などの社会インフラの収入を担保にとり、それらの売上が中国に支払われるという「猿の惑星」のようなシーンが続出する可能性あり(p98)
・現在欧州でおきている国債の金利上昇は、暴落すべき通貨の代りを示している、欧州各国の国債金利の格差は将来のユーロ終焉を予言している(p101)
・世界の主要国の金利がほぼゼロになったということは、金利という「投資家保護のクッション」がなくなったので金融商品設計が難しい(p125)
・「グロソブ」投信は、銀行や証券会社がすべて儲かり、リスクはすべて投資家もちという商品(p142)
・アメリカや欧州が景気回復で突如上がり、日本だけが取り残されて円安に振れることは考えられない、円高は一方的に進むので「黙って円を持っていれば良い」(p151)
・外国人が円を買う理由は、金利はゼロでも、円は預金しているだけで自国通貨(ドルやユーロ)に対して価値が上昇すると見ているから(p157)
・円の暴落を待って外貨を持ち続けていたら、あなたの寿命が先に尽きる可能性がある(p159)
・外国人が興味を示すのは、ドルで換算された日経平均(p161)
・円高が進行する中では、在来型の資金運用プランは、ほとんど全滅、リスクとリターンのバランスがとれないから(p167、20
3)
・日経平均の上限はどうみても1万円、それに近づいた時には、いったん売っておくこと(p169)
・日本の中位年齢は45.1歳で、先進国(39.7)や世界平均(29.1)比較で高い(p185)
・通貨の高い国は滅びないという理由として、高齢者を輸出できることがある(p189)
・飲食と福祉を二本立てとして事業展開を行っているワタミは海外に直営農場をつくって居酒屋向けの食材を輸入している(p197)
・欧州に投資するのは危険、すべての投資商品について(p204)
・日本はバブル崩壊後の金融と財政の危機を、米欧やIMFに助けを求めることなく自力で克服してきた、この点に日本の底力がある(p211)
・米国や欧州が金融緩和をすれば、これから3年程度で、金は倍の3500ドルにまで上昇する(p221)
・長期的資産形成としては、金2割に円預金8割、SPDゴールドシェア(1326)の投資信託も推奨、金融商品の購入は不要(p222)
・ユーロ通貨は崩壊、円は高いということから導き出されるアイディアとして、ユーロを借りて円で貯金する、がある(p227)