・世代間格差は、60歳代以上の世代は 4900万円の受益超過に対して、20歳代の世代は 1700万円の負担増、40歳代がイーブン(p22)
・厚生労働省の試算による世代間格差は読み取れない、その理由として、1)保険料の事業者負担は含まれていない、2)年金給付額には租税(半分)を原資とする分も含めるべき、がある(p27)
・独自の試算によれば、支払い超過と受取りが分かれるのは、2011年現在で50歳前後である(p28)
・健康保険は、大企業の被用者が加入する組合健康保険、中小企業の場合の全国健康保険協会が運営する健康保険(協会けんぽ)、公務員が加入する共済組合に分立している(p63)
・わが国は大学病院などの高度医療を行う医療機関に直接受診可能、これを「フリーアクセス」という(p66)
・基礎年金の満額(40年間納付)は、年額78.9万円、厚生年金は平均世帯で22.3(月額)である(p69)
・国民年金までを含めた年金一元化は、事業者負担分の取り扱い、一号被保険者の所得把握など大きな課題がある(p92)
・アメリカの公的医療保険制度は、1)高齢者向けの「メディケア」、2)低所得層向けの「メディケイド」、3)2)対象外の低所得層の児童に対する「CHIP」の3つ(p97)
・日本型雇用システムの三要素は、1)終身雇用(長期的雇用関係)、2)年功序列(年功型賃金)、3)企業別組合であり、これに新卒一括採用が加わる(p113)
・日本型雇用システムを補完する形で、法定外福利である、社宅・独身寮、企業年金の提供、文化・体育・娯楽・食事・慶弔見舞金などの費用負担がある(p120)
・少子化の要因として、1)晩婚化、未婚化等の結婚行動の変化、2)社会経済の変化(子供をもつことのコスト上昇、出産・育児の両立可能な社会制度不備、若年層の雇用情勢悪化)がある(p150)