・もともと工学というのは、試行錯誤と経験がものをいう世界、原理を徹底的に追究すると、意外とだれも完璧には説明ができない(p28)
・仮説だからこそ、ある日突然くつがえる、仮説こそが科学の基本(p34)
・コペルニクスは、地球も火星も太陽の周りをまわっていて、その速度が異なると考えた、すると地球のほうが火星よりも早く動くので、地球が火星を追い抜くときに逆行が起きることが説明できる(p50)
・コペルニクスでも抜け出せなかったひとつの世界観は、依然として完全な円によって支配されていたこと(p53)
・ベーコンが帰納法を提唱するまでは、演繹法(普遍的な理論から個別の事例を説明する)が一般的であった(p69)
・時代と場所によって「正しいこと」は変わる、世の中に未来永劫正しいことはない、人間の考えることは仮説にすぎないから(p110)
・今回発見された 2003UB313の軌道の傾きは44度なので、もしこれを小惑星とすると冥王星まで小惑星にしなければいけなくなった(p118)
・いくら白に見える仮説でも、いつグレーから黒に変わるかもしれない、と肝に銘じておくべき、先入観に縛られずに、知的かつ柔軟に対応することが大事(p129)
・西洋では、いまでも科学の分野で博士号をとると、「哲学博士」という称号をもらう、それはまだ科学が哲学の一部であったころの名残(p142)
・理系に進む人には、科学史や科学哲学の教育を受けることは必須のバックグラウンドである(p144)
・原子は分子に、分子は電子と原子核に、原子核は、中性子と陽子に、それらは各々3つのクォークからなる(p147)
・日本史の一級資料であっても、その書き手がホントに事実を書き写したとは検証できない、歴史はあくまでも仮説の集まりであり、真実ではない(p156)
・ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が、1996.10.23に「魂の問題」を除いて進化論を認める発言をした(p164)
・いちばん悪い教え方は、わかっていないことをわかったようなふりをして教えること、わかっていないことは、わかっていないと教えるべき(p175)
・相対性理論でいちばん大事なのは、視点の設定である、誰の視点から見るとという視点の設定が重要(p191)