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summary

「シェール革命」の夢と現実

「シェール革命」の夢と現実の写真

・シェールガスの採取コストは、2000年初めには100万BTU当り、200ドル以上かかっていたが、今では安いところでは2ドル程度まで下がった(p17)

・アメリカの石油生産量は 1971年をピークに近年では600万バレル程度(半分)に落ちていたが、シェールオイル生産により 2011年には 810万バレルへ回復(p21)

・中国は2001にWTO加盟することで、1)輸出成長、2)外貨導入による成長、3)資源の輸入、の3つのエンジンを手に入れた(p43)

・2000年以降に世界の石油・ガス田開発で中止・延期したプロジェクトは90件(全体の14%)もある(p50)

・天然ガスの熱量は原油の6分の1なので、燃料等価で天然ガスを見る場合には、6倍すると等しくなる(p59)

・アメリカでは原油の4割はガソリン需要、とくにSUV(Suports Utility Vehicle)というトラックに分類される超大型車が急速に普及している、なので安い天然ガスがでてきても原油価格の下落にはつながらない(p60)

・シェールガス採取時に圧入される大量の水は、砂や300種以上の化学物質をまぜたジェル状の水(p63)

・1980年のGDPと金の関係をみると、GDP:10兆ドル、金:14万トン、金融資産:1.1倍、2010年はGDP:60兆ドルに対して、金:16万トン、金融資産がGDPの3.4倍、なので、金価格が800から1600ドルにしか上がっていないのは、安すぎる(p82)

・インフレリスクを通じたレートでは、金価格を原油価格で割った比価が、およそ20倍になる、原油価格が90ドルとすると、1800ドルが金価格の目安(p82)

・天然ガス火力発電にシフトした日本では、LNG供給国と20年といった長期売買契約を結んでいる(p170)

・シェールガス革命により、アメリカが貿易赤字を解消できる可能性が高まってきたので、ドル高へ向かう可能性もある(p177)