・欧州では、市民が血を流しながら自由の権利を獲得したので、「リベラル」は他者の介入を許さない個人主義に近いもの、一方アメリカは、社会的平等には政府が介入すべき(大きな政府)を支持する立場である(p21)
・自民党は、その成立過程からして、共産主義を否定する人なら誰でも入れた政党で、吉田茂率いる自由党と、鳩山一郎率いる日本民主党の合併によるもの(p31)
・同盟国との信頼関係を強化するうえで、政治家個人の信頼関係が果たす役割は大きい(p38)
・A級戦犯とは、指導的立場にいたからA級と便宜的に呼んだもので、罪の軽重とは関係ない(p74)
・GHQが靖国神社をどうすべきか検討するとき、駐日バチカン公使代理のブルーノ・ビッター神父は、「国家のために死んだ人々に対して敬意を払う権利と義務がある」と述べた(p77)
・外国人が日本人に聞きたいのは、その人間の背負っている歴史・伝統・文化である(p96)
・戦後の日本社会が安定性を失わなかったのは、行政府の長とは違う「天皇」という微動だにしない存在があったから(p107)
・天皇が他の国の王と異なるのは、富を誇っていたのではなく、文化的水準の高さ(歌集の編纂等)を誇っていた(p108)
・基礎年金の給付は税金が投入されている、2009年度から税金投入が1/3から1/2へ引き上げとなる(p183)
・2004年の年金改革のポイントは「スライド調整率0.9%」であり、これは物価が1%上がっても、0.1%しか上がったことにしないという計算方法(p187)
・国民年金の仕組みが出来上がったのは、1961年であるが、全てに共通する基礎年金が完成するのは 1986年である。賦課方式にしたのは、給付を受ける権利のない親を養うために、年金と親の負担のダブルの負担となるため(p192)
・ジニ係数が過去最高の 0.4983となっているが、これは所得格差の大きな高齢者世帯が増えたから、租税・年金などの再分配を経た後の数値は 0.3812でありそれほど大きな格差ではない(p225)