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summary

図解 シェールガス革命

図解 シェールガス革命の写真

・アメリカがシェールガスの採取に関する知財権を固め、どこの国よりも早く技術を確立し、あらゆるインフラが有利に作用して独占状態にあることがポイント(p3)

・シェールガスの凄いのは、エネルギーとして安いだけでなく、エタン・メタン・プロパンも取りだせて、エチレン(プラスチック、自動車材料、繊維、電子材料の素材)がつくれること、これが石油由来の20~30分の1、これによりアメリカは最強国に復帰する(p4)

・シェールガスの流通により、電気自動車はトーンダウンして、シェールガスハイブリッドエンジン車が本命となる、一方でかなり先と見られていた水素エネルギーの燃料電池車が前倒し(p5)

・日本には430カ所のメガソーラーの建設計画があるが、すべて稼働しても40万戸分、日本には4400万戸あるので1%分しか供給できない、石油400兆円、石炭600兆円のマーケットで5兆円程度の太陽電池で代替するのは難しい(p20)

・2005年にミッチェルエナジーは、フラクチャリング(圧力抗体として水、プロパント:砂、化学物質:界面活性剤の混合水)による垂直水平掘削破砕法に成功した(p40、41、43)

・エクソンモービル、ダウ、シェブロンケミカルは、エチレン生産能力150万トンの工場を計画していて、2016-17年に稼働予定、石油化学製品コストはアメリカの場合、30分の1になる(p46、65、73)

・スリックウォータ(汲み上げ水)を減らす技術として有力視されているのが、窒素ガス(太陽日酸)を混ぜることで排水量を半減する、排水処理の技術力は、オルガノ・栗田工業が強い、半透膜技術は、東レ・日東電工・旭化成(p50、101、103)

・コマツの建機は遠隔で建機の健康診断を実施して、部品交換時期を事前把握するので作業がストップすることがない(p54)

・シェールガスにはベンゼンがないので、フェノール、トルエン等の芳香族化合物を合成できないので、この分野では脱石油は難しく、石油とガスの最適組み合わせが求められる(p57)

・アメリカはシェールガスの実用化で、化石燃料で中東に、石炭で中国に、天然ガスでロシアに大きく依存していた従来のエネルギー勢力分布図が変わった(p62)

・USスチールは、ガスを使って純度の高い鉄を取り出す「直接還元鉄」と呼ばれる方法を採用、還元剤の石炭のかわりに、ガスを使う方式(p66)

・2013年には日本の対米輸出は国別断トツ1位になった、1)鉱山向け機械、2)自動車部品、3)ケミカル系の素材(p74)

・GDPあたりの一次エネルギー供給は、日本=1とすると、ロシア16.8、中国・インド・インドネシアが 7-8、世界平均3.1、アメリカ:2である(p79)

・巨大な地圧に耐えられる鋼管パイプは、新日鉄住金の和歌山製作所のみでしかつくれない(p98)

・化学製品の原料は、原油に由来するナフサ(粗製ガソリン)と、天然ガス由来のエタンに大別、ナフサは日本が得意、アメリカはエタンを原料としている(p103)

・出光興産は、三井物産およびダウと連携して、テキサス州のシェールガスからエチレンをつくる工場の横に製造プラントを建設、2016年稼働予定、そこからアルファオレフィンを製造していると、ナフサベースのものと比較して、原料コストは3分の1から、半分になる(p106)

・シェールガスから、ベンゼンもとれないが、ブタンも少ししかとれない、なのでブタジエン(合成ゴムの原料)を大量に作れない、旭化成ケミカルズは、エチレンを出発原料とする次世代ブタジエン製造拠点を探している、三井化学も検討中(p118)

・世界の自動車保有台数、10億台のうち、天然ガス自動車は 1600万台、2035年までに700万台増える予定(p141)

・1回の充電でガソリンスタンドに落ちる金額は、EVが数百円、燃料電池車は数千円とガソリン並み(p143)

・日産はルノーと燃料電池車の開発を急いでいる、このほか、ダイムラー・フォードと組んでいる、トヨタ(リチウム空気電池)はBMWと連携(p147)

・渥美半島のメタンハイドレードは10年分の埋蔵量があり、水深1000メートルの海底を 330メートル掘削したところで見つかった(p198)

・日本の重化学工業が復活する一方で、IT業界は深刻な事態となる、ノートPC、液晶テレビも 2010年がピーク、あとは落ちる一方(p206)