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summary

記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦 (岩波科学ライブラリー 208)

記憶をコントロールする 分子脳科学の挑戦 (岩波科学ライブラリー 208)の写真

・記憶には、陳述記憶(言葉によって他の人に伝えられるもの)と非陳述記憶がある、陳述記憶には、エピソード記憶(個人的体験に由来した出来事)と意味記憶(知識や一般的事実)がある。非陳述記憶には、手続き記憶(体が覚えている)や条件反射がある。(p22)

・他の分け方として、最近の記憶(2年以内)と、遠隔記憶がある。両者の違いは、思い出すのに海馬を必要とする(最近の記憶)か否かである(p23)

・利根川博士は分子生物学、免疫学でノーベル賞を受賞した後に、脳科学の分野に研究対象を移して、独創的な研究成果を挙げている(p36)

・リラックスしている時に閃くのは、意識に上がってこないだけで、脳内では他の情報と連合したり、照らし合わせたりして、ずっと考えているから。格言にある通り、「チャンスの女神は毎日、目の前を通っている、準備ができた人間だけが捕まえられる」(p63)

・神経新生を促進するには、1)運動、2)DHAとEPAを含む、さんま等の魚を食すること(p69)

・どうでもいい記憶は普段は忘れるが、その後におきたビックイベントによって本来なら短期記憶として忘れ去られるものが長期記憶になる(p90)

・記憶は書き換えられるほど不安定である、記憶を書き換えたり、連合したり、アップデートしたりするために昔の記憶を何等かの方法で不安定にしているのだろう(p99)

・この瞬間の意識とは、実はこの瞬間ではなく、数秒前の意識である。実際の判断と現れた意識の間に数秒間のズレがある(p117)

・記憶を獲得、そしてそれを思い出す、記憶を長いこと保持する、記憶同士を連合させる、そして知識を作る、これらすべてのことが実は意識そのものではないか(p118)