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summary

アップル帝国の正体

アップル帝国の正体の写真

・シャープ亀山第一と第二工場の隣接した工場をつなぐ中空の廊下には、シャープ社員もその前を通ることの禁じられている秘密の部屋がある、そこでアップルの社員が30名程仕事している(p13)

・米コンパック(パソコン)やモトローラ(無線通信機)は無数の部品メーカを買いたたきすぎて、最終的には買収(HP、グーグル)された(p18)

・謎に包まれていたアップルのサプライチェーンの情報がわずかながら開示されるようになったのは、ジョブズ死後のこと、2012.1にHP上で公開した(p21)

・電池メーカがどの素材を使うかを選んでいたが、アップルが電池メーカの頭越しに、サプライチェーンの上流部分まで買い付けを始めている、大量注文には、巨額投資の必要設備と、受注を失った時の生産設備過剰の2つのリスクがある(p35)

・家電量販店は、アップル製品のマージンは5-10%ほど、従って周辺機器やアクセサリーで儲けるしかない(p74、84)

・iTuneが席巻した米国では、プロミュージシャンの数は、2000年から10年間で 4.8万にから 3.8万人にまで減った(p114)

・ジョブズは、社内ではパワーポイントを使うプレゼンは禁止した、それが発熱した議論を呼ばないから、白熱した議論に必要なのは、1枚のホワイトボードと実際の試作品、模型といった実物のみ(p171)

・今後のITビジネスの重心が、ハードと呼ばれる端末機器そのものから、端末を便利にするソフトウェアや、それを基盤としたプラットフォームサービスに移行している(p185)

・アマゾンは赤字覚悟でキンドルファイアを販売できる、それは自社サービスの玄関口に位置付けられ、利益ゼロでもアマゾン主力のオンラインショッピングに貢献できる(p187)

・アップルが作り上げた、ハードで稼ぐためにソフトを充実させるというビジネスから、ソフトで儲けるためにハードを提供するというビジネスモデルが席巻し始めている(p189)

・ジョブズが作らなかったはずの製品(iPad mini)が世に出た事実は、アップルがグーグル、アマゾン、といった他社との通常の競争に呑み込まれていることを意味する(p190)

・2015年までに、10兆円の株主還元を実行すると発表した、また自社株も6兆円購入予定、これにより、製品への期待感よりも現実的な「そろばん勘定」しか株主の期待に応えられなくなっている(p204)