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summary

高校入試

高校入試の写真

湊かなえ女史の小説を読むのは、彼女のデビュー作である「告白」以来です。この小説のテーマは、殆どの人が経験したことのある、高校入試に関するものです。

最近、中国語検定を受けたのですが、配布される問題冊子にも、会場内に張り出してある紙にも、「携帯が鳴った時点で失格」と明記されています、また、試験が始まる前にも、くどいほど注意のアナウンスがありました。この小説の影響を受けているのでしょうか、と思ったりもしました。

私が高校入試を受けたのは、もう数十年前にもなりますが、私の経験でも、高校入試というのは「失敗が許されない」試験で、失敗した時の深刻度合は、大学入試以上のものがあるのではないでしょうか。

地方においては、どこの大学を卒業したかと同じ程度に、どの高校を卒業したか(合格できたか)が大事というのも、なんとなくわかります。そういう世界がいまだに存在するということを、著者の湊女史は上手にこの小説のなかで描いています。

この本は最近ドラマ化されたようですね。機会があれば、ドラマも見てみたいものです。