・マクドナルドは、米国最大の牛肉・豚肉・じゃがいも購入者、二番目に大きい鶏肉購入、また世界一多くの店舗用不動産を所有している、利益の大半は、食品販売でなく家賃収入から得ている(p11)
・アメリカファーストフードの、味・匂いの大半は、ニュージャージーの大化学工場で製造されている(p15)
・汚染されたひき肉の販売を阻止しようとする試みは、何度となく食肉業界のロビイストによって退けられた、汚染された食肉を回収する権限はない(p18)
・ロサンゼルスの自動車台数は1940年で100万台、他の41州の合計保有台数よりも多かった、鉄道会社は軌道敷設費や維持費を自ら負担するが、自動車会社は公共支出で道路建設をさせた(p25)
・GMとその協力会社(マックトラック、ファイアストーン、スタンダードオイルカリフォルニア)は、1947年に連邦独占禁止法違反(トロリーシステム買収)で起訴された(p26)
・マクドナルド兄弟は、客層拡大のために、若い男のみを雇った、それにより家族連れが来た(p32)
・クロックが25万ドルの献金をしたとき、マクドナルド従業員の時給はおよそ1.6ドル、それを20%低くできる法律(マクドナルド法)をニクソンは承認した(p54)
・マクドナルドでは清涼飲料は最も利幅が大きい、それもサイズが大きいほど(p79)
・ほかの小売店ではクレジットカード決済が多くなってきたが、フ
ァーストフード店ではほぼ全て現金決済(p117)
・冷凍フライドポテト業界は3つの会社に集約された、規模で劣るライバル企業は撤退か買収された(p158)
・過去25年間でアイダホのじゃがいも農家はほぼ半分になったが、じゃがいも作付面積は増えた、家族経営農場が企業農場に吸収されたから(p161)
・ファーストフードのフライドポテトの風味は、かなりの部分まで揚げ油で決まる。大豆油7牛脂93の混合油で揚げていた、これが風味の秘密、キロ当たり飽和牛脂量がハンバーガーを上回ることになる(p164)
・IFFは世界最大の食品香料メーカであるうえに、高級香水の米国内売上上位10ブランドのうち6ブランドに製造している(p167)
・ピーマンの匂いの基調になる成分は、10億分の0.02の濃度で、5つ分のプールに1滴たらすだけで、ピーマン風味になる(p172)
・天然香料は、つまり時代遅れの工程で抽出された香料のこと、天然香料も人工香料も変わらない(p174)
・米国内各地の肉牛市場で売買される牛の80%は専属供給、その価格はけして開示されない(p191)
・精肉加工は危険な仕事ではあったが、賃金のよい望ましい仕事であった。1960年代初めまで業界最大手だったスウィフト社は大手5社のなかで最後まで個人経営スタイルを捨てなかった会社、この会社の重役だった二人が独立してIBPを作った(p211)
・IBPの低賃金と、最新の生産技術が、牛肉業界全体の風景を、肥育場から肉屋の店先に至るまで一変させた(p213)
・レーガン政権は、数百社の中小の精肉業者が業界から姿を消していく趨勢に歯止めをかけなかった、それどころか、反トラスト法を適用して業界最大手を牽制する動きに反対した(p219)
・IBPの弁護士いわく、新規採用はある程度の経費削減になるとコメント、保険対象・有給休暇は採用の1年後なので(p223)
・IBPは1997年に、1967年から本拠を構えていたネブラスカの本社をたたみ、法人税・所得税が課せられない、サウスダコタ州へ引っ越した(p228)
・シカゴの精肉工場では昔は1時間に50頭程度解体していたが、いまでは400頭前後を処理している(p239)
・1981年に労働安全衛生局は、新たに自主遵守の方針を導入、抜き打ち検査はできなくなり、会社の生涯記録に目を通してから出ないと工場に入れなくなった(p248)
・IBPをはじめ精肉大手は、自家保険制度を採用しているので、保険会社から圧力はかからず、労災給付を最低限に抑えるインセンティブが強烈に働く(p256)
・食品医薬品局の現行規定において、ブタや馬の死骸は、食鳥類の死骸とともに、牛の飼料として与えて良いことになっている(p281)
・ハドソンフーズのネブラスカ州コロンバスの工場は、HACCPプランのもとで操業していながら、1997年に1.6万トンの潜在的汚染肉を出荷していた(p300)
・インアンドアウトは、カリフォルニアとネバダ州に150店舗を展開して、1.5億ドルの利益を上げている。パートタイマーの時給は8ドル以上、ファーストフード業界で最も高い給料(p362)
・マクドナルドは、シンプロット社に対して「遺伝子組み換えのじゃがいも」は買わないと宣言した、そしてバイオジャガイモの売上が一気に減退した(p376)