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予測力 「最初の2秒」で優位に立つ!

予測力 「最初の2秒」で優位に立つ!の写真

・10日後の予想さえできなくて良い、隙間や機会を見つけるのに十分なだけの「ちょっと先」を競争相手よりも一瞬だけ早く、高い速度で予測できれば良い(p18)

・脳は流入してくる情報をもとに、「以前の体験に似ている、次はおそらくこうなるだろう」と予測をする。そして予測と現実を比べて修正を行い、予測内容を改める。脳はミリ秒(1000分の1秒)単位でたゆみなくこの作業を続けている(p19)

・予測脳は、訓練・猛烈な努力・実地テストを何千時間も重ねれば、その分野においては効率のよい優れた予測脳を築くことができる(p21)

・すでに整理、分析、理解を経た、まとまった情報を利用することで、試合中にこれを参照できる(p22)

・これから30秒間どう動けば良いかを考えるのではなく、次の瞬間に何が起きるかを、他の選手よりも少しだけ早く、少しだけ正確に予測すれば良かった(p23)

・コンピュータは、長い計算をしたり、多くの文書データから言葉を検索したりするのは得意だが、牛の線図をみて、そこに何が描かれているかを理解するといった、三歳児にもできる単純な判断ができない。種々雑多なアイデアを寄せ集めてそこから「ひらめき」を得るような高度な頭脳処理はお手上げである(p24)

・自社をめぐる状況すべてを頭に取り込み、鳥のように高いところからそれを眺めるから、細かい点はぼやけていき、直感だけを引き出すことできる。この考え方ができるのが創業者(p39)

・脳は厳格なルールに縛られずに物事を分類できて柔軟にできるので、ルールを理解するだけでなく「ルールに例外を設ける」ことができる(p44)

・脳は、何が視界に入ってくるかを予測したうえで、実績と予測を比べている。私達は、予測と現実が歩み寄った結果を見ている(p47)

・ひとまとまりになって入ってくる情報=チャンク、は予測をしてその中身を大脳皮質の下層に伝える。同じような状況には以前に遭遇したから、次の展開はこうなるはずだ、予測が当たればチャンクは一層確固たるものになり、外れれば教訓を得る(p51)

・それぞれの道で第一人者になるには、目安として一万時間の練習が求められている。これだけ練習すると、情報のかたまりを基に、予測を行い、たいていの人よりもはやくうまく仕事をこなせる。(p58)

・データベースでは、「何がおきなかったか」をいう情報に対処しようがない。(p63)

・成長とともに高度な思考を身につけると、新たな言語の習得は難しくなっていく。脳は高度な思考のほうが格段に重要だと判断して、膨大な量の細かい情報の収集、再利用をあきらめる。(p81)

・一流の音楽家は、20歳までに1万時間を超える練習を積んでいた。並の音楽家を比較したところ、2500-5000時間多く、アマチュアピアニストと比較では、8000時間多かった(p104)

・予測脳が築かれると、ときとともにパターンが出来上がってくる。それまでは理解に苦しんだ行動が、はっきり理解できるようになる。自分は猛スピードで動いているように感じられて、逆にまわりはスローモーションのように見えるだろう。頭の中では、次の一手について自由に思いを巡らせいる(p111)

・五感で受け止めた目の前の出来事を、脳内で記憶にもとづくパターンと照合して的確な短期予測を行う(p111)

・90年代にニューヨーク市の犯罪率が下がったのは、コンプスタットの威力によるところが大きい。過去のデータベースから、傾向を読み取るデータベースソフトを作成し、GPSを用いてパトカーの位置をつきとめて、監視カメラを設置して、それぞれに監視と通報を担わせた、念願にあったのは数分後の具体的な予測(p144)

・犯罪者を「捕まえるべき相手」ではなく、「影響をおよぼすべき相手」を見做した時から、以前とは比べ物にならないほどの高い成果を出した(p147)

・顧客をいくつかの種別に分けたうえで、種別ごとに料金サービスの条件を決めていたが、これをやめて顧客ごとにカスタマイズすることにした(p165)

・脳内では、命令とデータは、はっきり区別されず、それらのつながりは多様で絶えず変化している。しかしコンピュータ内部は、命令とデータは区別されて、それらはマイクロプロセッサを介して結び付けられる。これが、脳とコンピュータの根本的な違い(p182)

・脳の素晴らしさは、神経細胞を使ってわずかなエネルギーで大量のデータを処理するところにある。所要エネルギーは12-20ワット、冷蔵庫の内部を電球で照らす程度。これをコンピュータで行おうとすれば、エネルギー消費量は小さな都市に匹敵する(p137)

・わたしたちが他人の行動を理解できるのは、相手の頭の中で何が起きているかをモデル化して推測するから。(p215)

・1907年10月24日にニューヨークで大暴落が起きているとき、銀行家のモルガンは、金融システムを救うために、数百万ドルの私財を融資にあてた。あわせて、財務長官には2500万ドルの流動性供給を、ロックフェラー等にも要請した(p224)

・高い能力とは、煎じ詰めれば、予測力にほかならない。予測力を磨くカギは訓練にあると考えている。練習を通して、専門分野の予測モデルを計画的に強化しながら、新しい情報と経験を着々と積み上げていくのが大事(p253)

・卓越した人は、ほぼ例外なく好きなことに夢中になっていて、そればモチベーションを生み出している。なぜ好きかは、人生の早い時期に「この分野についてはとても正確な予測ができる」と自覚したから(p255)

・予測力を発揮できる分野と出会えるように、子供には様々な体験をさせるべき。ただし無理強いはせずに、好きなことを好きなだけやらせよう(p257)

・最近の科学に照らせば、進歩を続けるコンピュータをうまく活かすと、人間はより偉くなれそうである(p263)

平成27年4月28日作成