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summary

「四書五経」の名言録 儒教の精神・経営の心 (日経ビジネス人文庫)

「四書五経」の名言録 儒教の精神・経営の心 (日経ビジネス人文庫)の写真

・修羅場を潜り抜けてきたベテランの経営者は、自分で意識するかは別として、「心の支え」となるものを持っている。(p19)

・私どもが儒教と読んでいるものは、ほとんどが朱子学(800年ほど前、南宋の時代に活躍した朱子が体系化)である(p24)

・体系化された朱子学の核心は、修身ー斉家ー治国ー平天下、である。まず身を修め、家を斉(ととの)える、これができて初めて天下国家を納める資格がある(p24)

・四書とは、大学・中庸・論語・孟子、五経とは、易経・書経・詩経・春秋・礼記(らいき)を指すが、朱子学が成立に至って、四書がより重要な原典とされた(p27)

・大学は、もともと五経の一つである「礼記」のなかの一つの篇だったのを、朱子が独立させて「四書」に昇格させた、それほどの重要な原典、「中庸」も同様に昇格させた(p28)

・五倫=5つの人たるの道とは、父子親あり、君臣義あり、夫婦別あり、長幼序あり、朋友信あり(p37)

・徳を具体的にいうと、地位や能力を鼻にかけている人を見下さない謙虚さ、大きく包み込んでいく寛容性、常に温かい配慮を忘れない思いやりの心、約束したことを必ず守る信義の厚さ、徳が欠けていると逆境に弱くなる(p43)

・仕事をしてそれなりの成果を期待するためには、志・勤勉、が必要、どちらが欠けてもだめ、志とは、1)目標を立てて、2)目標を実現しようとする強い意志、が合わさったもの(p46、47)

・勤勉とは、1)曲がったこと、後ろ指をささせることはしない、2)博打まがいのことはしない(p49)

・中庸で説いている「君子」とは、与えられた場で、与えられた職責を淡々と果たし、その評価は天命にゆだねる(p93)

・熟慮とは、情報を収集したうえで、分析してどの程度使えるかを検討すること(p100)

・組織活性化の方法として、1)社長自身が明るく振舞う、2)当面の目標を示す、3)勝ち癖をつける、4)部下を褒める(p112)

・何かを始めるときには、自分に今、調子の波がきているかを慎重に見極める必要がある(p115)

・外の患いだけで滅びた例は無い、必ず「内の憂い」が先行していて、これが主な原因である(p120)

・細かすぎると陰口をたたかれないために、1)些細なことは気にしない、しかし一見些細でも放っておくと将来の大事を引き起こすものは注意を促す、2)知っていても知らないふりをする(p131)

・生涯の信条とすべき言葉は「恕(じょ)」である、自分が人からしてほしくないと思っていることは、自分のほうからも人に対してしひとないこと(p141)

・礼記にある礼儀とは、1)容体を正す、つまり、姿勢・態度・歩き方を良くする、2)顔色(顔つき、表情)を斉える、3)辞令(言葉遣い)を順にする(p148)

・信頼される人間像とは、1)指導的立場についたら寛容であれ、2)手柄を立てた部下には成功報酬をはずむ、3)形式を整えるよりも心が大事(p157)

・二冊のお薦めの古典は、菜根譚(さいこんたん)、呻吟語(しんぎんご)(p200)

・愚かな人は、同じ過ちを二度と繰り返さないように厳しく自分を戒める、愚かな人は繰り返す、これが違い(p202)

・人を観察するポイントは、顔つき(若い人にはあてはまらないが)、発言(話し方も含めて)、行動(動機や目的を含めて)(p247)

・歳を取ると、お返しをする側に回る。常識的に言って、50歳くらいが境目。(p251)