・現在みられる、コネクティビティの広がり、なかでも、インターネット対応携帯電話を通じた広がりは、パワーシフトの最も典型的な例。人々がデジタル技術を通じて、第五の権力を得ることになる(p7)
・普通の人は、文字を打つより話す方が速いので、音声認識ソフトウエアにより、日常生活を大きく変えることになるだろう(p24)
・思考制御動作技術(頭で考えるだけで動作を支持できる技術)により、体を動かさずにロボットを操作できるようになるかもしれない(p25)
・圧力を加えると発電する、超薄型チップでは、テニスシューズの靴底に埋め込み歩き回るだけで、携帯電話を充電できることが、2012年ナイロビ科学フェアで実演された(p29)
・反転授業:授業を行う代わりに宿題として自宅でビデオを視聴させ、授業時間を使って、一般的な宿題を対話を通して教えている。今後は、デジタルの知識共有ツールが普及するのっで、丸暗記は重要でなくなる(p30)
・身の回りの様々な機器や技術を自分のニーズに合わせてカスタマイズすれば、自分の好みの環境をつくることができる。人生の物語をキュレーション(情報を収集・整理して、独自の価値を持たせて共有)できる。未来のカメラ、ビデオ技術は、撮影した静止画・動画を、立体的なホログラムとして投影する(p33)
・仮想現実インターフェイスとホログラムの投影技術を使えば、リアルタイムで活動に参加しているかのように楽しむことができる(p35)
・2012年にネバダ州は、全米で初めて公道で無人者を試運転できる免許をグーグルに交付、カリフォルニア州も合法性を確認した(p36)
・今後10年以内に、世界の仮想人口は、地上の人口を超える、誰もがいくつもの姿を持つようになる(p47)
・今までは、オフラインの世界で創られたアイデンティティが、オンライン世界にそのまま投影されていた。しかし将来、私達は、オンラインで創り出されたアイデンティティを、オフラインの世界で実際に経験するようになる。(p49)
・私達の世代が、消し去ることのできない記録を持つ「人類最初の世代」となる(p83)
・現在使われている、ウェアラブル技術(音の代わりに振動やパルスで起こしてくれる目覚まし時計等)に加えて、拡張現実(AR)という、物理的な現実世界の環境に仮想世界の触感、音声、映像等の情報を重ね合わせる技術を組み合わせることで、さらに画期的なウェアラブル製品が生まれる(p107)
・政府が本当に困るのは、仮想通貨と、サービスの所在を隠す匿名のネットワークを使って、違法取引が行われること(p113)
・ユーザーは迂回技術を使えば、ブロックされたサイトにアクセス可能となる。プロキシサーバ等(p129)
・中国の法律は、表向きは営利目的で偽造品の製造、知的財産の模倣を禁じているが、実際には当局者はこうした犯罪の刑責任を追及しないように指示してされているため、違反者はまんまと利益を懐に入れられる(p153)
・アメリカでデジタル産業スパイ活動が起きないのは、中国よりもはるかに厳しい法律があり、よく施行されているだけでなく、不正競争は、アメリカのフェアプレーの精神にそぐわないから、これは法的な違いよりも価値観の違い(p181)
・歴史を振り返ると、重要な地位にある人はみな、民衆からそれ相応の信頼を得ていたが、将来はこの構図は逆転する。まず、知名度がぐんと高まり、次にそれに見合った実体的な支持や信頼、経験を築く必要が生じる(p207)
・アフリカ、ラテンアメリカ、アジアは、文化や言語、宗教、経済があまりにも多様なため、アラブ型革命モデルは模倣できない(p225)
・仮想誘拐とは、金持ちの銀行口座の詳細から、SNSで後悔しているプロフィールまで、オンラインアイデンティティをまるごと盗み、この情報と引き換えに、本物の金銭を要求するという手口(p239)
・当初ロボットは、機械の補助付きで、つまり兵士が遠隔地から指示を与える形で用いられるが、やがて、「ボット自身が標的を認識、攻撃する」ようになる、アメリカ軍は2007年から半自律的に標的を認識、狙撃できる武装ロボット、ソーズを実戦配備している(p318)
・兵士は、ハプティクス(触覚、触感)技術によって、兵士はパルスで意思疎通を行えるようになる(p319)
・赤十字社は、携帯メール募金により、地震発生から数日間で、500万ドルを超える募金を集めた。HAITIというテキストメッセージを専用コード宛てに送信すると、電話料金の請求書に10ドルが自動的に上乗せされる(p364)
・無線自動識別(RFDI)チップには、電子的に保存された情報が記録されていている、現在は電子レンジで加熱すれば無効化できる(p382)
・スマートフォンが、ただの通信手段ではなく、手当や給料を受け取る手段であることを教えれば、武器を差し出し、スマートフォンと交換するだろう(p386)
・人類が文明の夜明けから2003年までにつくりあげたデジタルコンテンツと同じ情報量(5エクサバイト)を、私達は2日毎に生み出している(p396)
・現在オンラインにつながっている20億人は、世界中の中流階級である。これから仲間に加わろうとする50億人は、暮らしている場所、その圧倒的な人数のせいで、はるかに大きな変化を経験する。(p397)
・コネクティビティと、携帯電話が世界中に普及することで、市民は過去のどんな時代よりも大きな力を手に入れるが、それには代償を伴う、それは、プライバシーとセキュリティに関わる代償である(p399)
・私達が未来を楽観しているのは、最新機器・ホログラムが実現するのではなく、技術とコネクティビティに、世の中の悪弊、苦難、破壊を抑制する効果があるから(p402)