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summary

退歩を学べ ロボット博士の仏教的省察 (アーユスの森新書)

退歩を学べ ロボット博士の仏教的省察 (アーユスの森新書)の写真

・仏教では、「進歩」というときは自分の外側、つまり物や資産に着目した姿勢をいい、それに対して「退歩」とは、内側、すなわち心を問題にする態度を言う(p19)

・カンニングOKのテストにおいて、答案と一緒にカンニングペーパーを回収した。答案を採点せずに、カンニングペーパーを採点した。これにより学生は勉強し、先生は正しい評価ができた、これを「カンニングが成仏した」という(p65)

・無記とは、善悪という価値観念を超えた観点からの呼び名のこと、これは良い、悪いという評価がない。すなわち価値を超えたという意味の言葉であり、善悪とは違う次元(上の次元)のことを言う(p80)

・仏教における三毒として、貪(貪欲、足るを知らない飽くなき欲望)、しん(怒り)、痴ほ(無知)をあげている、特に、怒らない修練は大切と言える(p109)

・創造的なアイデアが閃くには、念→忘→解、という順序が必要。念で懸命に長期間に考えている間に、その問題が深層心理の中へ浸透していく、すると深層心理の中ではその問題意識が熟成する。その時、なんらかの刺激があると、アイデアが湧き出る(p118)

・ライブドアは極端な「株式分割」を繰り返して、結果的に1株が3万株に分割された。東証の71%がライブドア株になるようにし、それに株式交換(1999年の商法改正で可能)を利用した多くの会社の合併・買収をした(p132)

・幸せの問題とは、変化分である。今日のわれわれは、終戦直後の何百倍も金持ちになっていながら、幸福感が感じられないのは、変化が非常にゆっくりだから(p150)

・日本中のテレビがデジタル化できれば、新しい電波割り当てが可能になるのが、デジタル化をしなければならない最大の理由である。画像がきれいとか、双方向通信というのは、付随的なサービスでしかない(p153)

・今日の文明の危機は、すべてが貪欲カーブになってしまおうとしているところにある(p162)