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IoTとは何か 技術革新から社会革新へ (角川新書)

IoTとは何か 技術革新から社会革新へ (角川新書)の写真

・IOTとは、ユキビタス、その前は「どこでもコンピュータ」、さらに前には、「HFDS=超機能分散システム」、今のインターネットが、ウェブやメールなどの人間のコミュニケーションを助けるものであるのに対して、コンピュータの組み込まれた「モノ」同士がオープンに連携できるネットワークであり、その連携により社会や生活を支援する、それがIOTである(p13)

・蒸気、電気(モータ等の電機化)、オートメーション(コンピュータ等による電子化)につぐ、第四の産業革命が、IOT化、部品製造から組み立て販売まで、すべての現場が連結され透明化されるとドイツでは言われている(p33、81)

・トヨタのカンバンシステムもIOTであるが、それは系列に閉じたIOTである。インダストリー4.0が目指すのは、標準化したカンバンによりドイツ、さらには世界中の製造業すべてが繋がる、系列に閉じないカンバンシステムである。閉じたIOTから、インターネットのようになることが、世の中を大きく変えるにあたって大切なこと(p35、64)

・現在最新の旅客機では、機体を構成する全部の部品に電子タグが取り付けられている、1台の飛行機は400-600万個の部品で構成されるが、これにより全世界において部品のメンテナンスが効率的にできる(p53)

・ネットに繋ぐ、をモノが単なる「物品」でなく、場所というようなケースも包含することを明示するために、IOE(Internet of everything)という言い方もされている(p69)

・電話という音声通信技術の導入で1.0、コピーやFAXという文書通信技術で2.0、コンピュータやインターネットというデジタル通信技術で3.0、そしてIOTで4.0となるだろう(p81)

・最近のインターネットでの「データ公開」は、人間が読むことを前提としてPDFなどによる情報公開ではなく、ネット経由でほかのシステムから利用できるAPI(システムを外部プログラムから制御するための命令群)を設置して、それを公開するというスタイルである(p121)

・日本の電力会社は、電力メータをネットワークにつなぎ、精緻な予測を行うことで、東日本大震災以前は、年間停電時間14分という世界でも例を見ない停電時間を達成してきた、欧米は50-90分、中国は13時間(p167)

・成功してしまった組織は、テクノロジーの変化にはついていけるが、最適化して既得権益の塊になった社会的なクローズドシステムが残り、変化に対抗する(p175)

・オープンでベストエフォートで便利だが、だれも究極の保証をしてくれないのは道路交通網も同じ、安全という意味では、毎年4000人以上の死者を出しながら、日本社会に未だに許容されている最大のベストエフォートシステムである(p234)