・縦軸横軸共に対数目盛のグラフで直線になるということは、その加速度が一定、つまり普通のグラフにした場合にいは、全体がエクスポネンシャルなカーブを描くことになる(p38)
・2020年代にコンピュータの集積度が人間の脳を超えることはほぼ間違いないと予見されている、そのポイントを「プレ・シンギュラリティ」と呼んでいる(p39)
・カーツワイルの挙げた、人類の進化に大きな影響を及ぼす3つの革命として、1)ジェネティクス(遺伝学)革命、2)ナノテクノロジー革命、3)ロボティクス革命、がある。頭文字をとると、GNRとなる(p44)
・ナノテクノロジー革命として、大きなものは、「原子プリンター」、原子を素材として使う3Dプリンター(p46)
・米国では、すでに自動車のタイヤ以外の部分をすべて3Dプリンターでプロトタイプを制作する試みが多数行われている(p47)
・AIが人間を凌駕するポイントとして、1)人間には到底真似のできない方法で情報を蓄積可能、2)完璧に記憶を保存可能、3)絶え間なく最高かつ最新のレベルを維持する(p49)
・物事がエクスポネンシャルに成長するとき、6つのDが連鎖反応的に起こる、1)デジタル化、2)潜行、3)破壊、4)非収益化(VRが非収益化するものを考える)、5)非物質化、6)大衆化、例として1台のスマホに1億円相当のアプリが入っている(p54、62)
・ソーラパネルが急速に進化したのは、使用する素材をコンピュータでシミュレーションできるようになったのも要因である(p69)
・テスラ社がネバダ州郊外で建設したバッテリー工場では、1年間の生産量が数年前の全世界で生産された、リチウムイオンバッテリーの総量を超える。これを利用して、各地に蓄電所を建設し始めた、太陽光発電の技術が「潜行」から「破壊」の局面を迎えるのは時間の問題(p71)
・米国では、少し前までは、シェールガス革命であったが、いまは太陽光・太陽エネルギー革命へ動き出した(p71)
・太陽エネルギーがタダならば、それを利用してつくられる、水・食料も限りなくタダに近づく(p76)
・人間が働かなくてもよくなった時、資本家が労働者を使って利益を生みだし、労働者がそこから収入をえて生活するという資本主義の基本的な仕組みが維持できるとは思えない(p84)
・労働から解放された「先輩」として、馬がいる。産業革命で、労働力としての馬は不要になった(p85)
・人類の社会が5番目の新バージョンに更新されつつある、農業革命以前の狩猟採集社会を1.0とすると、農耕社会が2.0、工業化社会が3.0、情報化社会が4.0、いま起きている改革が5.0、IT革命とは一線を画すものである(p90)
・いままで工場で様々なロボットが稼働していたが、それぞれに対する指令は人間が個別に出していたが、IOTでつながると、ロボット同士が連携して、自動的に最適な作業を選択する、例として、スマホは、ノート・ペン・カメラ・カレンダーを1つに置き換える汎用性を持っている(p92)
・コンビニに3Dプリンタが置かれるようになると、私達は、製品データさえあれば、そこで物を「プリントアウト」できる。メーカは注文された製品のデータだけ販売すれば良い(p94)
・Uberが大きな売り上げとなったのは、いままで自家用車で移動していた人が、それに乗らなくなったのが大きな要因のひとつ。タクシーを使っていた人たちが、Uberで移動するようになった。Uberはタクシーの代替サービスだけでなく、自動車を使うあらゆる行動に取って代わろうとしていている(p97)
・ウーバー化されたビジネスの大きなメリットは、従業員・在庫のようなものを企業が抱えなくて良い。空車や空室の維持にもコストのかかるタクシーやホテル会社と異なり、必要なときに必要なリソースのコストだけ払えばよい効率の良いシステムである(p102)
・若いユーザーたちは、何か欲しいものがあるとき、アマゾンでなくて「メルカリ」で検索する。(p108)
・シンギュラリティ大学が注目するテクノロジー、人工知能(AI)、VRAR(仮想・拡張現実)、ソーラーエネルギー、3Dプリンター、IOT、ロボティクス、ブロックチェーン、ドローン、ナノテクノロジー(p150)
・日本はデフレが続いたにもかかわらず、生産される品質が上がり続けている。これは人類史上でなかったこと。経済原理からすれば、デフレが続けば製品の品質が下がり、皆が貧しくなる(p154)
・将来どうなるか、ということと、今何をすべきかということは、全く別の問題である(p158)
・2018年に「みちびき」という準天頂衛星が稼働するようになれば、自律飛行型ドローンが都市の上空を飛び回るようになるはず(p165)