・アマゾンのクラウドコンピューティング部門である、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のオープンプラットフォームを利用して仕事をする、仕事を不特定多数の人に細かく分割して行うクラウドソーシングも、最近では付加価値の高い仕事が増えている、人と人がつながってやる仕事こそが、最後まで人に残される仕事である(p7)
・アマゾンは2017年に宅配危機(PEST分析:政治的要因、経済的要因、社会的要因、技術的要因)を経験し、ヤマト運輸から4割にもおよぶ値上げを短期的にせよ受け入れざるを得なかったことで危機感を強めた、その結果、独自の宅配網を侵攻宅配業者とともに整備、宅配ロッカーも設置するだろう(p10、12、20)
・5ファクターメソッドは孫子の兵法の影響を受けている、道(戦略目標:ミッション、ビジョン、バリュー、戦略)・天(天の時:SWOT,PEST分析)・地(地の利:3C,業界構造分析)・将(リーダシップ:グローバル、社会、組織、セルフ)・法(マネジメント:PDCA等)の面から解析する(p42)
・コストリーダーがもつ選択肢には2つある、1)低価格で商品やサービスを提供可能、2)ほかの競合と同じ価格にして大きなマージンをとる、アマゾンは1)を選択して低価格という形で顧客に還元している(p59)
・全社レベルの戦略は3つ、コストリーダシップ戦略、差別化戦略、集中戦略(コストに集中、差別化に集中)、アマゾンはコストリーダシップと差別化戦略を両立させている(p64)
・4Pはもともと商品の提供者側の概念であるのに対して、4C(カスタマーバリュー、コスト、コンビニエンス、コミュニケーション)は顧客側からの概念である、アマゾンの顧客第一主義は、ここにも周到に練りこまれている(p67)
・アマゾンの時空価値(今・ここで、すぐにできる)における3つの経済とは、規模の経済(スケールエコノミー)、範囲の経済(スコープエコノミー)、速度の経済(スピードエコノミー)であり、参加者が増えれば増えるほど、相乗的にネットワークの価値が高まり、参加者にとって便益が増す(p71、84)
・超長期x超短期の組み合わせ(100年単位で1日を見直す)を事業化しているのがアマゾンである(p89)
・アマゾンが提供するプロモーションは、レビューがかける、など顧客との双方向のコミュニケーションになっている(p117)
・データの属性によるビックデータの分類、マクロ・ミクロ軸と、バッチ・リアルタイム軸がある、1)マクロ情報バッチ(統計分析バッチ)、2)マクロ情報リアルタイム(統計分析リアルタイム)、3)個人特定情報バッチ(1対1マーケティング)、4)個人特定情報リアルタイム(0.1マーケティング)(p137)
・ビックデータxAIを使いこなし、検索上位の商品、人気商品は低価格であるが、ロングテールやあまり数のでない商品はマージンをきちんんととっている、ビックデータxAIx3Dプリンタの組み合わせでは、世界でただひとつ、あなただけの商品が提供可能(p149、159)
・ユーザーの位置x行動範囲x時間データ、がそろえば、より正確なその人のプロファイリングが可能になる(p161)
・ベソスの宇宙事業において、ミッション:多くの人々が宇宙にすめるようにする、ビジョン:(アマゾンが)宇宙ビジネスのプラットフォームを構築する、バリュー:一歩ずつ、果敢に(p168)
・知的な仕事ほど、AIに奪われやすく、中途半端な専門性では通用しなくなる恐れがある、確たるミッションとビジョンをもたずに漠然と仕事をしていると、仕事を失うことになりかねない(p196)
・AI時代においては、未来を創る力、つまりは自分で課題や問題を見つけ出して解決に導く力が必須である(p197)
・企業幹部が身に着ける重要なスキルは、自ら意思決定すべき問題と、部下に任せる問題を見分ける能力である、グーグルとアマゾンのトップマネジメントが意思決定のルールとして共通に指摘している(p225)
・アマゾンは創業当時から、豊富な品揃え・低価格・迅速な配送、につねに意識を集中して、それが実現できるようにプロセスを整備してきた(p229)
・自分で仕入れて自分で売る、直販型がより主体であるアマゾンに対して、マーケットプレイス型主体で、中小企業や個人をサポートするビジネスモデルが、アリババと位置づけられる(p244)
・専門家筋によれば、フィンテック最先進国は中国、その最大のプレーヤーがアリババ、アリペイのアリババである。アリペイがこれほど普及したのは、リープフロッグ(新興国が先進国に遅れて新しい技術を手にしたとき、一足飛びに最新技術の導入が進む)のためである(p249)
・アマゾンは協力会社を、どこか業者扱いするが、アリババはビジネスパートナーとして尊重する態度がある、世界中どこでも72時間以内に配達というポテンシャルを持っている(p258)
・米国、英国といった大国が閉じていく時代、ビットコイン等の仮想通貨の興隆もそれを後押しする(p268)
・特定分野における、集中・差別化戦略が、アマゾンに対抗するための唯一の手段になると考えられる(p286)
・マーケティング4.0の時代において、若者・女性・ネティズンの3つの層がとくに重要であると指摘する、ピアツーピアという関係性のなかで大きな影響力を発揮するから(p292)