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summary

誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性

誤解だらけの人工知能  ディープラーニングの限界と可能性の写真

・将棋も囲碁も負けました、この先、いろんな場面で徐々に人間が人工知能に負けていくでしょう、やがてどこかの誰かが「なんか仕事ないね」と口にした瞬間がシンギュラリティと呼ばれるものである、その時には人は働かなくていい状態になる(p45)

・人間の場合、1つの画像の中に写った様々なモノをそれぞれ別個だと認識できる、「部屋の中にいる犬と遊んでいる赤ちゃんの写真」という纏め表現ができる、これが、セパレーション(分類)と、グルーピングという能力(p50)

・2018年現在のディープラーニングが表現できているのは「名詞」、クルマの映像を見て、「動詞で理解するのはまだ先」(p35、77)

・データで表現できない「何か」を、過去の経験値から分類して言葉で表現する(人間がやっていること)は、凄く難しい(p65)

・言葉で説明するのは意外と難しい、と思われたなら、それはディープラーニングで表現するのは難しい領域である(p66)

・ディープラーニングが壁を乗り越えるには、演繹法(=理由づけの方法)、理由までセットにして提示してくれる技術、おそらく10年以後になるだろう、これができれば第4次人工知能ブームとなるだろう(p79、81)

・ピーターの法則、組織は進化すると最終的にすべて無能な人材が占める、有能な人間は出世すると肩書もついて階層も上がっていく仕組みになる。でも次のポストでも有能とは限らない、従って、人材を適材適所に完璧に配置できている人事なんて無い(p113)

・気の利かせた作業には、理由づけが必要である、なので何かの作業にのみ特化することはできても、人工知能が全般をするのは難しい、その前段階として、電話対応のみは任せられる、品質管理と発注だけなら、スケジュール管理だけなら、という部分的な人工知能となる、それを統合して全般を担当できる(p119、122)

・事務作業全般が、人間の能力の上で成り立つイレギュラーな作業だらけである、だからそう簡単には人工知能で代替されない、少しずつ(p123)

・自動運転車は、1)安全性が本当に担保できるか、2)事故を起こしたらどうするか、3)流行るか、である。つまり、保険適用可能か、法律クリアか、トレンド起こせるか(p131)

・この先10年は、命にかかわる分野よりもはるかに安全で、誤認識が起きても人間が後からフォローできる分野での人工知能の開発、世間への浸透が進むであろう(p151)

・ブロックチェーンと人工知能との相性はかなり良い、ブロックチェーンが人工知能のデータベースとなるだろう。取引履歴をまとめた台帳をチェーンのように束ねて、一か所にまとめて管理するのではなく、分散して管理する、改ざんがほぼ不可能(p181)

・今のロボットは、「ルールベース:前提と結果のルールを網羅する仕組みをシステム化」である。人間は判断力の欠如によって結婚、忍耐力の欠如によって離婚、記憶力の欠如によって再婚する(p186)

・人工知能が雑談ができていると感じるのは、話を逸らす技術がうまいから、ちょっとわからないと話を上手く逸らす、あいまいな返事をする、という話し方が得意(p190)

・意味を理解できる強い人工知能(人間が何も教えていないのに、何等かの答えが出せた)が誕生して、その後にシンギュラリティに到達する(p199、201)

・20世紀に求められたのは組織で生きる能力であった、仕事をするための能力、資格こそ努力の証であったが、このような能力は人工知能が駆逐する。21世紀には「人生を生きる能力」が必要となる(p210)

・人工知能が仕事を奪うのではなく、人工知能によって労働から解放されるという発想である、人工知能という「奴隷」に全部やってもらえばいい、死ぬまで働くって奴隷と何が違うのか(p214)

・労働の対価としてお金をもらという仕組み自体を壊すしかない、つまり経済を回すためには、残り4000万人(人工知能が代わりに働くことになった対象の3分の2)に、お金を配るしかない、これが、ベーシックインカム、現在、フィンランドで実証実験中、2018-19年には結果が出る(p215、219、224)

・人工知能の時代を迎えると、組織から個人、労働より共感、より一人ひとりの人間が注目を集める、その指標が「信用」「共感」となる(p228)

・シェアリングサービスができるのは、相手に対する信頼が可視化できるから、周囲からの評価が得点化されている、アリペイの芝麻信用というユーザーの信用度を数字で算出するサービスが爆発的に普及している、そのアプリは、「身分の公開」「つながり」「返済能力」「クレジットヒストリー」「行動履歴」の5要素がそれぞれ数値化されている(p232)

・人工知能時代の、信用を作るのが得意な人と、不得意な人に分かれて、信用格差が生まれてしまう。信用格差が生まれる基盤が、リアルからインターネット上に移行するので、FacebokやTwitterを使っていない人達がいつのまにか社会から「信用できない」というレッテルを貼られる可能性がある(p234)

・地方に行くと、時間軸が明らかに都会と異なる街並みを見かける、それは町を進化させる投資をしてこなかった差分を表している(p237)

・プログラミングを始めるのであれば、Python、人工知能を勉強するには良い(p250)

・ネット上で実名で生きられるようにするには、Youtube、VALU、Timebankをするのも良い(p241、253)