・感染者の症状悪化を食い止める薬はあるものの、病気を根治させる特効薬は存在しない、感染した場合の重症化リスクを考えると現時点では、ワクチンを摂取することで感染リスクを下げるのが最も合理的である(p34)
・イスラエルではデルタ株への感染予防効果が以前の90%から60%へと下がっているが、重症化や入院を抑える効果は相変わらず90%以上であるので、デルタ株に対してもワクチンの効果はしっかり出ている(p44)
・ワクチン接種者100人と非接種者100人がいた場合、ワクチンを打ったにもかかわらず罹患した人が5人いて、撃たなかった人で罹患した人が50人いたとすると、ワクチン有効率=(1ー5/50)x100=90%となる。ワクチンを受けずに発病した50人の90%(45人)は、接種をしていれば発病を防げていたとなる。一方で、ワクチンと受けずとも50人(50%)はかからなかった事になる(p54)
・頭痛や発熱が辛い場合には、解熱薬や鎮痛薬を服用して良い、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬など、しかし接種後に飲むことで接種前はダメである。ワクチン接種によって誘導される免疫反応の立ち上がりを阻害する可能性があるから(p71)
・新型コロナウィルスの核酸ワクチンは感染は起こさず、体内では一過性にしかウイルスRNA,DNAとして存在しえず、いずれ分解されてその運命を終えるので、ワクチンが長期的に影響を及ぼすことは考えにくい(p161)
・新規感染者の増加はもっぱらワクチン未接種者によるもので、中でもワクチン接種の優先順位の低い若年層が主体、ワクチン接種をほぼ終えた高齢者では新規感染者は非常に少なくなっているのが事実である(p169)
・マスクはウイルス自体の飛散は防げないが、新型コロナウィルスは飛沫に乗って出てくるので、感染者が他人に向かってウイルスを放出するのを防ぐにはかなり有効であった。こうしたことからWHOは、2020年6月マスクには感染力がある飛沫を遮断できる可能性があることを認め「新型コロナウィルスの感染予防のために、公共の場でマスク着用を推奨する」と発表した(p199)
・高温多湿で増えるのはカビや細菌である、一方コロナウイルスは宿主の細胞内で増えるので、温度や湿度は関係ない、これはウイルス学の常識の問題である(p215)