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5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる (PHP新書)

5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる (PHP新書)の写真

・インターネットが商用化されてから5000日後(約13年)ソーシャルメディアという新たなプラットフォームがよちよち歩きを始めた、そして現在はその始まりからさらに5000日が経ったところである。その2つは我々の暮らしに多大な変化をもたらしている、次の5000日後には何が起きるのだろう。それは、全てのものがAI(人工知能)と接続され、デジタルと溶け合う世界で生まれるA R(拡張現実)の世界「ミラーワールド」である(p4)このプラットフォームは、働き方や政府のあり方にも大きな影響を与える。地球のどこにいても誰とでも仕事ができる世界になれば、会社とは異なる形態の組織が生まれる。バーチャルが発展すると同時に、リアルで顔を合わせることによる価値はますます高まる、そして都市は産業毎に特化する(p5)

・ミラーワールドの基本的な説明は、現実世界の上に重なった、その場所に関する情報のレイヤーを通して世界を見る方法、VRはゴーグルの中のバーチャルな世界だが、ARは、スマートグラスなどを通して現実世界を見る、すると、現実の風景に重なる形で、バーチャルの映像や文字が出現する(p24)三次元空間に時間の要素を加えた4Dの世界である(p26)

・これまでの勝者、1期はIBM(ハードウェア)、2期はマイクロソフト(OS)、3期はグーグル(検索機能)、4期はフェイスブック(ソーシャルメディア)、次の5期はまだ知られていないAR企業で、富の源泉は拡張現実である(p36)1−4期の勝者はARの世界で主導的地位に立ちたがっているが、彼らは自分の成功に囚われてしまうので成功は難しいだろう(p37)

・長期的な観点から、仕事と遊びの区別がなくなる、テクノロジーや富の区別ができなくなり、それが仕事であるかどうかを区別するのが難しくなる。(p53)

・AIがもたらす巨大な変化として、これからは「没入型コンピューティングの時代」となる、我々を取り囲む環境全てがコンピュータ化して、いわゆる「ユキビタス・コンピューティング」とも呼ばれる時代が始まりつつある。コンピュータを持ち歩いたり、置いたりするものではなく、どこにでもあるものになり、我々がコンピュータに取り囲まれ、それらが反応する世界に没入して、まるでコンピュータと生きている環境ができる(p57)

・多くの人が気づいていないようだが、大会社を規制すると結果的に彼らの力を強化してしまう、その結果、競合企業が戦えなくなってしまう、大会社は規制によるコストを負担できるが、小さな会社にはそれができない(p73)

・これまで人間用に非常に手の込んだインフラを作ってきたが、それは自動運転車用には使えない、自動運転の車が大勢を占めるまでには25年はかかるだろう、自動運転車と人間のドライバーを混在させるのが最大の障壁である(p94)

・5年以内に新車はほとんど電気自動車になるだろう、フォードは最も普及しているピックアップトラック(F-150)の電気自動車を販売すると発表した(p117)

・未来の教育の変化は3つあり、1)利用者が作るコンテンツ、2)ARやVRを使った学習、仮想世界に没入しながら空間的な要素を加味して運動感覚を働かせて、読書とは異なる脳の部分を活性化する、3)プロジェクト方式の学習、グループで何かを作る(p121)

・10年以内にiphoneに相当するような欧米人も含めて世界中の人達が欲しがる中国製の製品が出てくると予想する、誰もが欲しがる高品質で格安のスマートグラスを開発して、ARやデータを牛耳ることになったら、アップルのような地球規模の企業になるだろう(p132)

・思考を止めないためには、残りの人生の長さを年単位ではなく、日数で考えるようにする、20年は7000日余りである(p182)ほとんどの計画は思いついてからそれが終わるまでn期間は5年である(p183)

・これから起きるほとんどの変化は精神的なもので、我々どうしの関係性や善かの過ごし方、自分というものの捉え方や人生観、他人や色々な対象とどうか変わるかなどの意味を変えていくだろう。我々がどういう存在であるか、どうやって物事を理解するのか、科学を変化させてどのように真理を追究するかなどの点での変化である、そういう点での変化が5000日の間に起きる(p194)

2022年5月29日読了