suu3.jp 戻る

summary

「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)

「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)の写真

・昭和34年(1959)の少し前から、中学卒業者は「金の卵」と言われた、日本はようやく敗戦の痛手から立ち直り、東京は様々な産業が復活するエネルギーに満ちていた(p44)人口増加も急激で、記録を見ると昭和30年から35年の間に東京には150万人以上のひとが流入している(p45)

・ボクシングのストレートとは腕をまっすぐに伸ばして打つパンチで、フックは腕を鉤型に曲げて横に振って打つパンチである、肩と腰の回転が大きい分、フックの方がパンチの威力は強いが、ストレートの方が射程距離が長い(p47)

・「好き」とは練習を厭わないということ、練習そのものが好きだから、肉体的には苦しくても苦痛ではない(p58)

・昭和30年代半ば、日本タイトルのチャンピオンファイトマネーは10万円、東洋タイトルは50万円以上、昭和36年の大卒初任給は15700円(平成24年は20.5万円)(p91)

・ギリシアでは名誉の競技であったボクシングは、ローマ時代になるとスポーツではなくなり、残酷な格闘ショートなった、ローマ市民は奴隷の拳闘士が互いに殺し合う酸鼻な見せ物を喜んで観戦した、西ローマ帝国の滅亡と同時にぼくシンングはスポーツとしてもショーとしても姿を消した(p141)

・1867年にロンドンのアマチュア競技クラブが、新しい12のルールを作った、1ラウンド3分、ラウンド毎に1分の休憩、ダウンしてカウントまでに立てたいと負け、といった今日のフールに非常に近いものができた、最も大きなルール変更は「グローブの着用」であった、この誕生こそが「近代ボクシング」の幕開けとされている(p144)

・ボクシングの世界は50年以上、基本的に8つの階級で行われてきた、フライ・バンタム・フェザー・ライト・ウェルター・ミドル・ライトヘビー・ヘビー級である、現在では、フライ級の下に、ミニマム級・ライトフライ級・スーパーフライ(バンダム、フェザー、ライト、ウェルター、ミドル)クルーザー級の17階級がある。ライトヘビー級は、76.2-79.4kg、スーパーミドル級は、72.6-76,2kgである(p154)

・現在に至るまでも、フライ級とバンタム級の2階級を制覇したボクサーはファイティング原田のみ、どうやらフライ級とバンタム級には大きな壁がある(p216)