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summary

シェールガス革命で世界は激変する

シェールガス革命で世界は激変するの写真

・エクソンモービルは巨額の資金を投下して、シェールガス採掘のための技術開発に取り組み、ついに実用化に成功した。この技術はたちまちに全米に広がり、今後は急速に世界へと拡散するだろう(p4)

・アメリカのシェールガス生産量は、2007年には同国生産量の7%だが、2010年には23%となり、天然ガスの生産量はロシアを抜き世界一となった。2008年の天然ガス消費量:3兆立法メートルに対して、推定埋蔵慮は188兆立法メートルもある(p17)

・シェールガスが生成されるのは、全長2000キロメートルを超える大河の沿岸と言われている、ミシシッピ川・セントローレンス川、アマゾン川、ラプラタ川等(p18)

・アメリカの貿易赤字のうち半分は原油の輸入代金である、シェールガスの普及により経常収支は改善される(p19)

・いまアメリカで大型ガス火力発電所の建設が進められているが、それをつくれるメーカは日本の重電機メーカの系列下にある(p25)

・シェールガス採掘現場では、ほとんどが日本の建設機械メーカのもの、コマツが開発した無人ダンプはアメリカから注文が殺到している(p26)

・いま世界でもっとも大規模にガス自動車(LPG液化石油ガス)を走らせているのは、日本のタクシー業界(p27

・シェールガスの採掘には、どうしても水が必要、砂漠に近い乾燥地帯では中国は簡単に生産が難しい(p33)

・日本国内に予定されるメガソーラー260箇所の敷地を合計しても、出力はわずか39万軒(4400万軒のうち)=原発一基分のエネルギーしか確保できない(p42)

・中国が太陽光発電システムで強いのは、一貫生産システムを導入すればだれでもつくれるから(p45)

・日本の風力発電はあまりよくない、威力を発揮するのは6.7m/s以上の風速だが、これをクリアしているのは、北海道・青森県・秋田県・鹿児島県である(p52)

・日本は、インドネシア・アメリカについて世界第三位の地熱資源を持っている(p53)

・再生可能新エネルギーの欠点として、他の製品を生み出すことができない。石油が偉大なのは熱エネルギー以外に、プラスチック等の化学製品を生み出す原材料として使える、シェールガスも同様(p56)

・シェールガスの発電コストは6円であり、石油よりもはるかに安い(p57)

・石油関連の産業規模は400兆円、石炭は200兆円だが、太陽光発電関連は5兆円程度(p71)

・第二次石油危機でセブンシスターズが中東に対する支配権を完全に失ったので、WTIが1982年にNYに上場された。シェールガスは既に上場取引されている(p73)

・日本の重電が強くなったのは、電力の安定供給のため、昭和6年に現在の総原価主義を採用して電力の値下げ競争を止めた(p78)

・韓国の半導体関連の大工場は、ほとんどが自家変電所を備えている、韓国電力の電力をそのまま使ったら電圧変動が悪く、不良品ができるため(p81)

・第三のエコカーとも言われるガソリンエンジン車が登場しはじめた、マツダのスカイアクティブ、日産のエコマーチ等(p99)

・アメリカでは2011.4には、ディーゼルトラックを天然ガス自動車に代替していくという法律が出された、2025年までに3分の1に石油輸入量を削減するため(p101)

・ガソリン車でハイブリッドを追求してきた自動車メーカは、シェールガスハイブリッド車の開発を加速している(p106)

・トヨタは2012年世界出荷台数は、1000万台に近づく、2012年のハイブリッド車生産は120万台、2013年にはカローラにもハイブリッドモデル追加(p109)

・IHI瑞穂工場は、ジェットエンジンのオーバーホールでは世界一の工場(p135)

・メタンハイドレードは日本近海に少なくとも7.35兆立法メートルもあり、100年分(p139)

・シェールガスの大量発掘で、現状のエンジン車がかなり長くサバイバルするい可能性あり、電気自動車の普及はかなり疑問ができてきた(p149)

・シェールガスを生成分離することで良質な水素エネルギーが得られることがわかり、夢と言われてきた普及価格の燃料電池車が完全に視野に入ってきた(p155)

・液化天然ガスを気体に戻していく技術は、住友精密が世界シェア70%、神戸製鋼が20%であり、シェールガスブームが到来すればこれらの循環サイクルビジネスも拡大する(p155)

・シェールガスを採掘する際の素材としては、フェノール樹脂が大事で、住友ベークライトは増産投資を決めた(p156)

・中国から、新日派が多いインドネシア、タイ等の東南アジアに生産工場をシフトする動きが急加速する、それ以外ではブラジルや東欧エリア(p167)

・計画停電において、千代田・中央・港区が外された理由は、外交公館があり、本国との了解が必要のため(p174)

・日本の太陽光発電プロジェクトに一番熱心に来ているのは中国勢、狙いは儲けよりも財産逃避、アメリカのシェールガス事業へも同様(p179)

・原発を建設するとなると、結局は、三菱重工に発注がくることになる、原発のタービンはほとんどが三菱重工製、プラントは東芝製で、日本企業の仕事になる(p182)

・リチウムイオン電池は量では、三洋電機やGSユアサが進んでいるが、もっと先を見ると、東芝と三菱重工で基本研究をしている(p187)

・蓄電池技術としては、ナトリウム硫黄(NAS)電池で、日本ガイシが独占状態(p188)

・かつては困難だった露天掘りができるようになったのは、建機の大型化が進んだお蔭、コマツでは更に無人化も進めている、一人で100~150台のダンプをコントロールできる、400トン無人ダンプは1台8億円、このタイヤをつくれるのはブリジストンのみ(p197,198)

・アメリカで高い給料を取っている組合は、沖仲仕の組合と、UMW(炭労)UMWは給料が高いので新規募集はなく、おやじが定年引退すれば息子を採用する、時給2000円(25ドル)で年間5万ドル(p199)

・夕張近くの空知では、露天掘りを始めていて、北海道電力がその石炭を使った石炭火力発電所を動かしている(p199)

・シェールガスと、日本近海にあるメタンハイドレードの実用化、さらには石炭をガス化がこれからの日本のエネルギーのポイント(p200)

・日本のアメリカ向け輸出は3年半ぶりに中国を抜いた、自動車部品とシェールガス採掘向けの鉱山用機械が伸びたため(p203)