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AIは人類を駆逐するのか? 自律世界の到来

AIは人類を駆逐するのか? 自律世界の到来の写真

・未来は必ずしも「世の中がますます便利になってありがたい」と手放しで喜べるものとは限らない、「便利で助かる」などと気楽に構えているわけにはいかない。なぜなら高度に自律的なAIを脳にもつロボットは、新たな知的生物にすらなり得る。私たち人類は今、史上初めて自分たちを上回る性能と可能性を秘めた知的生物と共存する時代を迎えようとしている(p7)

・近未来、それはAIが全てに采配を振る世界である。社会も人も自律して動くシステムに編み込まれ、あたかも一個の巨大な機械のように動いている(p21)自動化とは、あらかじめ決められた環境の下で、自然科学や工学に基づいて機械的な機構、動作手順などを設計士、一連の動作を人が手を下さなくても良いようにしたものと言える(p31)

・コンピュータは休みはいらないが、冷却が必要なので電力は使う。現在コンピュータは世界中で作られている電力の10%を消費しているという試算がある、人間がエネルギーの20%を脳に使っていることを考えれば人並みになってきたと言えるかもしれない(p38)

・トヨタ自動車は2020年に入って、スマート都市を作ると宣言した、既存の社会に自動運転を普及させるより、街を丸ごと自動化した方が早いという見立てなのだろう(p57)

・自動はあくまでも「言った通りになる世界」「人の想定内で起きる世界」だが、自律は「人が言った通りにならない」という可能性を持った世界であり「人が道具に支配されるかもしれない世界」であり全く異なる(p60)

・人間は、ホモサピエンスが中位者出会った時の臆病心や飢えの記憶を消し去ることができずに「残忍で危険な存在となった」とされる(p103)このような部分はコンピュータへの置き換えが簡単にはできない(p104)

・現代の3Dプリンターはまだ玩具のような存在ですが、精度が向上し複数の素材が扱えるようになれば非常に大きな存在になるでしょう、設計のデータを入手すれば、自宅の3Dプリンターで、あるいは街の3Dプリントセンターで、カスタマイズされた1台を手に入れることができる。製造ラインを作る、人が集まる、梱包、小売、配達することがすべてなくなる。これもものの価格を破壊する(p163)

・唯一の人類として勢力を拡大してきたホモ・サピエンスの武器になったのは、彼らだけが持っていた「高い言語能力」であった、これがあったから意見を交換し、保存し、学習の蓄積に繋がっていった(p185)

・農業は、未来という時間概念を創造するものであった、狩猟採集生活は、今あるものを獲り消費するだけ。農業は種をまき、育て、そして将来のある時点で収穫する。未来を想定して、計画的に行動するという時間の概念を新たにもたらすものであった。人が集まって暮らせば、一人で全ての生活用品を賄う必要はない。集住、分業、交換、貨幣、そして未来という概念、農耕生活への転換は、現代社会の骨格となるもの全てを用意した(p186)

2023年7月7日読了